リビングや寝室に置いた水槽から聞こえるフィルター音。最初は気にならなくても、静かな時間帯には意外と大きく感じることってありませんか?寝る前にブーンという低い音が気になったり、家族から「うるさい」と指摘されたり。そんな悩みを抱えている方は実は多いものです。
実は水槽のフィルター音の大きさは、原因を特定して適切な対策を取ることで、かなり軽減させることができます。本記事では、フィルター音が大きくなる5つの原因と、今すぐ実践できる対策をご紹介します。
Contents
水槽フィルター音の基礎知識
水槽のフィルター音は、複数の要素が組み合わさって発生しています。音の大きさは機材の種類、設置方法、水槽のサイズによって大きく変わります。一般的には、静かな環境では30~50デciベル程度の音が聞こえることが多いです。
重要なのは、フィルター音は「悪いもの」ではなく、水を循環させ魚たちの環境を整えるための必要な音だということです。ただし、生活の質に影響を与えてしまっては本末転倒。だからこそ、適切な対策が必要なのです。
水槽フィルター音が大きい5つの原因
原因1:落水音と水流音
最も一般的なフィルター音の原因が、給水口から戻ってくる水が水面に落ちる「落水音」です。上部フィルターやオーバーフロー水槽の場合、この音が顕著に聞こえます。高い位置から水が落ちるほど、音も大きくなります。
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この音は機材の故障ではなく、正常な動作音ですが、給水口の位置を調整することで軽減可能です。水面より5~10cm下に給水口を設置するだけで、落水音は大幅に減少します。
原因2:エアーポンプの動作音
エアーポンプから発生する「ブーンブーン」という低い音は、ポンプのモーター部分の振動が原因です。60~120cm用の大型ポンプ1台よりも、45~60cm用の小型ポンプ2台の方が、実は動作音が小さくなることが多いのです。
これは大型ポンプの方が振動が大きくなるためです。複数の小型ポンプに分散させることで、総合的な騒音レベルを下げることができます。
原因3:インペラーの詰まり
フィルターの内部にあるインペラー(羽根)が、ゴミやコケで詰まると、音が大きくなったり異音が発生したりします。通常より「キーキー」という金属音や「ガリガリ」という音がしたら、インペラー詰まりの可能性が高いです。
月に1~2回、インペラー部分を清掃することで、このトラブルはほぼ防ぐことができます。清掃は5分程度で完了する簡単な作業です。
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原因4:水槽台との共振
フィルターの音そのものは小さくても、水槽台が振動を増幅させている場合があります。特に薄い木製の台では、振動が響きやすく、実際の音よりも大きく聞こえてしまいます。
これは防振マットを敷くことで改善されます。3M製のシンサレート吸音シートやTRUSCO製の防振パット(厚さ10mm程度)を水槽台の下に敷くだけで、10~20デシベル程度の音量低下が期待できます。
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原因5:機材の経年劣化と故障
フィルターを長期間使用していると、モーターの軸受けが摩耗し、騒音が増加することがあります。購入から3年以上経過したフィルターで音が増してきたなら、経年劣化を疑うべきです。
この場合、フィルターの修理より交換がおすすめです。新しいフィルターなら保証も付き、静音性も向上しているモデルが多くあります。
今すぐできるフィルター音対策5選
対策1:給水口の位置を調整する
最も簡単で効果的な対策です。給水口が水面より高いなら、水中深くまで沈めてください。理想的には水面から15~20cm下の位置が目安です。この変更だけで、落水音の50~70%を軽減できます。
さらに、水槽に蓋やキャノピー(天蓋)を付けると、残りの音もほぼ気にならなくなります。蓋は飼育魚の飛び出し防止や水温保持にも役立ちます。
対策2:防振マットを導入する
水槽台の下に厚さ10~15mm程度の防振マットを敷きます。費用は2,000~5,000円程度と手頃です。TRUSCO製の防振パットは耐荷重に優れており、60cm以上の大型水槽にも対応できます。
設置時の注意点は、水槽台の排熱が阻害されないようにすることです。マット周辺に空気の通り道を確保し、定期的に通風を確認しましょう。
対策3:インペラーの定期清掃
月に1~2回の頻度で、フィルターのインペラー周辺を軽く清掃します。柔らかい布や古い歯ブラシを使い、優しく汚れを落とします。この簡単な作業で、新品の時に近い静粛性を保つことができます。
清掃時はフィルターを止めて、必ず電源を切ってから作業してください。安全面と効果面の両方のためです。
対策4:静音性の高い機材を選ぶ
機材交換を検討するなら、レビュー評価が高い製品を選びましょう。特に「静音」を謳う製品は、それなりに対策されています。例えば、水作の「水心シリーズ」は定番でありながら、同等の性能の製品と比べて動作音が20~30%小さいという実績があります。
30~60cm水槽なら寝室に置いても気にならないレベルの静音性を実現できます。購入前にAmazonやレビューサイトで「音が静か」「静音」というキーワードでの評価を確認することをおすすめします。
対策5:フィルターを水槽台内に収納する
扉付きの水槽台を使用し、フィルターを台の内部に収納します。これにより、音の伝播が大幅に減少します。さらに、台の内部に吸音材を貼り付けると、さらに効果的です。
この方法の利点は、フィルターの動作音だけでなく、エアーポンプの音も軽減できることです。インテリア性も向上し、生活空間がすっきりします。
水槽フィルター音に関するよくある質問
フィルターの音は完全に無くせますか?
残念ながら、完全に無音化することはできません。フィルターは水を循環させるために稼働するため、ある程度の音は必ず発生します。ただし、30デシベル程度(図書館の音量レベル)なら、ほとんどの人が気にならないレベルです。この水準までなら、本記事で紹介した対策で実現可能です。
既存のフィルターで音を小さくすることは可能ですか?
はい、可能です。給水口の調整、防振マットの導入、インペラーの清掃といった方法で、10~30デシベルの低下が期待できます。新しいフィルターを購入する前に、これらの対策を試してみる価値は十分あります。
夜間のフィルター音が気になる場合の対策は?
フィルターを止めるのは避けるべきですが、一時的に給水量を絞ることは可能です。ただし、フィルターを完全に停止させると、バクテリアが減少し、水質悪化につながります。音が気になるなら、防振マットや台内収納で対策する方が魚にも優しいです。
フィルター交換の目安は?
音が異常に大きくなった場合や、清掃しても改善しない場合は交換時期です。一般的には3~5年の使用で交換するのが目安です。新型フィルターは以前のモデルより静音化が進んでいるので、交換することで音量が20~50%低下することもあります。
まとめ:水槽のフィルター音は対策次第で軽減できる
水槽のフィルター音が大きい原因は、落水音、エアーポンプ、インペラーの詰まり、共振、経年劣化など多岐にわたります。ただし、いずれの原因でも適切な対策を取ることで、かなり改善することができます。
最も効果的で簡単な対策は、給水口の位置調整と防振マットの導入です。これら2つだけでも、多くの場合で十分な改善が期待できます。月に1~2回のインペラー清掃も、長期的に静音性を保つ上で重要です。
フィルターの音に悩んでいるなら、本記事で紹介した5つの対策を順に試してみてください。きっと、アクアリウムの癒し効果をより一層感じられるようになるはずです。水槽と快適な生活空間の両立は、十分可能です。